２００２年２月８日付、日本経済新聞社会面において報道されました「東京・中野区　深夜保育などに対応　区立保育所を完全民営化」の記事については、大きな衝撃を受けました。

従来区より公表されてきた内容は、「行財政５カ年計画においての民営化は５園であり、社会福祉法人に限定しての民営化となる」「行財政５カ年計画以降につい は決まっていない」というものであり、記事に書かれたような踏み込んだ内容については、区報ですら明らかにされておりません。

また、記事の内容が事実であるならば、それは区のどのようなルールにのっとって決められたのか、そして区民が「全国紙を通じて初めて知る」状況になった経過を明らかにしていただきたいと考えます。

公立保育園の中には、記事の内容に「訂正」があるとした掲示を出しているところもあり、何が正確で何が間違いなのかを明確にし、やはり事実と違ったことが報道されたことの経緯を明らかにしていただくよう求めます。

この件について「中野の保育を考える会」に寄せられる問い合わせは、中野区の保育園父母・住民にとどまらず、記事の波紋が大きく広がっているのを感じております。

つきましては、以下の４点について、早急にお返事いただくとともに、同様の内容を責任をもって内外に公表いただけますよう、お願いします。

1. 記事の記述内容について（正確な情報、間違った情報）
2. 記事の出た経緯について
3. 記事に「訂正」があった場合の新聞社への対応と、区民への対応について
4. 記事の内容が、本来保育行政の中で決定される時のルールと、本来区民に周知徹底されるまでのルート